お菓子を作るのが好きで色々と作っているものの、決められたレシピでしか作れず、新しいものが作り出せないという方におすすめの内容です。
今回作っていただくのは、一番素材の味がシンプルに感じていただけるパウンドケーキ。
お砂糖を変えて焼くだけで、これだけ味・匂い・触感が変わるんだということを感じていただける体験です。
皆様と一緒に一番ベーシックなパウンドケーキを一緒に作ります。これは初心者の方でも安心してできる内容です。そこに、私が事前に焼いておいた3種類のお砂糖で作った3種のパウンドケーキを試食していただきます。
そして、パウンドケーキが焼き上げる時間を使って、9種類の砂糖をカッピングしていただきます。
カッピングとは、味や匂いを確かめるために素材以外の分量や条件を変えず行うテイスティングです。
カッピングするとお砂糖によってこれだけ味や匂いが変わるのかということを理解いただけると思います。
お菓子作りはクラシック=レシピがとっても大事な世界です。けれど、クラシックに囚われすぎては新しい味に出会うことは難しいです。では何を変えていいのか。その基礎を知ることをここで体験いただければ、きっとあなた自身が新しいお菓子をデザインしていくことが出来るはずです。
両親の実家がそれぞれスーパーなど飲食に関わる一家で育ち、絶対に飲食に関わらないと誓っていたので高校卒業後はアメリカにアート・グラフィックを学びに行きました。
アメリカの大学3年生の時に料理教室のアシスタントのバイトを経験時に、美味しくて健康的なオーガニックの世界に魅了。卒業後、NYでグラフィックの仕事をするために行くもなかなか見つからず、ここではNYのお寿司屋さんで働くことに。
食への興味が明確になってきたのでサンタモニカでフードサイエンスについて学び帰国。当時はまだまだ日本で販売がなかったオーガニック食材を扱う製菓材料の卸会社に入社しました。オーガニックな食材の魅力を伝えていく面白さを感じる一方で、過去の経験から海外の人に和の魅力を伝えたいという想いで、和を極めるべく和食屋さんへ転職。
また海外に渡りたい気持ちが芽生えてきたときに、日本に出店しようとしていたブルーボトルコーヒーに運命的な出会いがあり、その後清澄白河の1号店の立ち上げに関わり、キッチンマネージャーとしてブルーボトルのスイーツを手掛けていました。
2年半務めたあと2017年に独立し、現在は企業の商品開発や飲食店開業のコンサルティングをし、新しいお菓子を作りだしていくお手伝いをしています。
普段はプロ向けの内容が多いのですが、プロとまでは行かないけれど、お家で美味しいお菓子を作りたいという方のためにこの体験を提供したいと思いました。
もともとアートやデザインが好きだった自分が、ひょんなことからかつて嫌だと思っていた飲食業界に入ることになりました。
私が感じているお菓子の可能性は、デザインすることと似ていて、基礎を知り、変えて良い部分と変えてはいけない部分を理解するところから始まります。
今の仕事でも新しいお菓子を作りだせないな、難しいなと感じている人に発想の転換をしてもらうことにやりがいを感じています。
新しいモノを生み出している瞬間が楽しいという方は、ぜひお越しください。
そして一緒に新しいモノを作りだしたり、そのヒントを感じてもらって笑顔になってもらう瞬間のために、私はお菓子作りを教えています。
レビューがない
必要であればエプロン・筆記用具などをお持ちください。
パウンドケーキ1本・パウンドケーキお砂糖別3種食べ比べ・お砂糖カッピング