お店をやっている人、自宅で教室を開く人、 街を案内している人。
護国寺の街を彩る人たちと、護国寺に初めて訪れる人たちが出会うことで、護国寺の魅力をこっそり分け合うコミュニティイベント『護国寺、旅するトーク』。
あと2年後に迫った東京2020大会。
その開会式・閉会式の総合監督を務められることになった野村萬斎さんは狂言師です。
野村萬斎さんは知っていても、俳優としてのご活躍の方で生で狂言を見たことがないという方も多いかと思います。
海外の方の人気も相まって、日本人の方でも一度見ておきたいなと思うものの、実際の講演を調べたり、チケットを買ったりというところまで行きつかない。
今回はそんな方にぜひお越しいただきたい、そんな旅するトークです。
私たちは狂言のプロではありません。
ただ、狂言のファンとして多くの舞台を鑑賞した経験や、野村萬斎さんの監修されているサークルで狂言を学んだ経験がある私たちだからこそ、間に入って能・狂言・歌舞伎の違いやその楽しさをお伝えさせていただきます。
狂言は1幕15分で終わるのもあり、その多くがセリフ回しだけで構成されるセリフ劇であり、今の私たちでも共感できる庶民の日常をコメディとして表現している舞台である。
そんなとっつきやすいものにも関わらず、『狂言』という言葉だけで一歩引いていたり、セリフ劇だからこそ一番の面白さがやどる古い日本語の言い回しが、この舞台の面白さを遠ざけてしまっている要因かもしれません。
そんな面白さを感じていただくべく、狂言を分かりやすく表現した狂言絵本「柿山伏」を朗読させていただいたり、狂言について分かりやすく解説させていただきます。
【タイムスケジュール】
11:00 護国寺、旅するトークスタート
11:05 旅するトーク趣旨説明
11:10 狂言トーク、スタート
12:10 お飲み物・お食事提供
12:50 記念撮影
13:00 閉会
※開催場所:高級住宅街にある閑静なカフェ・アプリカーサ音羽俱楽部。お食事は絶品牛すじカレーか、東京で2位に選ばれたパンケーキかを選んでいただけますので、予約時にメッセージにてご連絡ください。
始まりは母(映子)が野村萬斎さんをNHKの連続テレビ小説『あぐり』で拝見し、その後萬斎さんの舞を別の番組で見たのがきっかけで狂言に興味を持つようになりました。
母は福岡の能舞台で本格的な狂言を見る機会を得てから、始めは独特の言葉遣いに理解ができなかったものの、その面白さにどんどんと引き込まれていきました。今では萬斎さんのお父様であり、人間国宝の野村万作さんの大ファンになり、ファンクラブに所属するまでに。母は、その面白さを共有したいという想いで、小さかった私(千尋)も狂言の舞台に小学生の頃から連れていってもらっていました。
その影響を受けて、私も大学時代には野村萬斎さん監修の狂言サークルに所属。実際に舞台に立つ経験をし、卒業論文も狂言をテーマに選びました。
今では演じる側としての楽しさを覚え、現在は女優として学んでおります。
短くて飽きの来ない演目、今の感覚でも共感し笑えるコメディ要素、そして見なければ分からない独特の舞台のテンポ。
狂言は本当に魅力的な舞台なので、その面白さを共有できる仲間をもっと増やしていきたいと思います。
狂言のプロの方が提供できる体験とは違う、狂言のファンだからこそお伝えできる楽しみ方をお伝えし、その上で狂言という作品を生で楽しんで頂ければと思います。
2018年 11月 12日
2018年 11月 11日
狂言について事前の知識など全くなく楽しんでいただけるような内容にいたしますので、どうぞ気軽にお越しください。
お食事(アプリカーサの絶品牛肉カレーもしくは東京都第2位に選ばれたパンケーキ)・ドリンク2杯
2018年 11月 12日
2018年 11月 11日