400年の歴史を持つ日本最大の遊廓、吉原。江戸時代の遊客たちも歩いた道を踏みしめながら、タイムトラベル感覚で吉原遊廓に入りましょう。ゆっくり小一時間掛けて吉原を巡ります。
最盛期には青楼三〇〇軒、美女三〇〇〇人と謳われた日本最大の遊廓、吉原。歌舞伎や落語など、吉原から生まれたカルチャーは、日本のアート史に大きく影響を与えました。もし吉原遊廓がなかったとしたら、日本のアート史は書き替えなければならないでしょう。
1668年に吉原が当地に造られてから、約350年間もの長い期間にわたり、色街としての伝統と格式を保ち続けています。
オリンピックを控えて都内の街並みが大きく塗り代わる今、若い女性を中心に、吉原再評価の機運が静かに高まっています。
日本唯一の遊廓専門書店「カストリ書房」の店主が、失われつつある吉原の面影をたどる小旅行にご案内します。
今回のガイドは「夜限定」ツアー。ネオンが眩しい夜の吉原をガイドします。日中の暑さが苦手という方も、夜ツアーなら安心。開催時間も遅めなので、お仕事帰りにも。夕涼みしながら、吉原遊廓の名所・旧跡を巡りましょう。
吉原遊廓の入口だった見返りの柳からスタートいたします。
体験の様子は、こちらからご覧ください。
http://storyandco.co/our-story/yosiwarayukaku/
2011年くらいから全国各地の遊廓約400箇所ほどを取材始めました。
かつて外地を含む日本には約550箇所の遊廓があったとされていますが、殷賑を極めた色街も今は昔、現在はその面影はほとんど残されておらず、住宅街や更地になっていたことに衝撃を受けました。
遊廓という制度の是非はともかく、情報としては残すべき、そう考えて2015年前職を辞し、遊廓専門出版社「カストリ出版」を創業、2016年には吉原遊廓跡に遊廓専門書店「カストリ書房」を開業し、今に至ります。
日本のアート史、産業史、女性史、地方史どれをとっても欠くことができないのが「遊廓」です。
これまでメディアで取り上げられることのなかった遊廓史。けれど、つい半世紀前には確実に存在したものです。
昭和33年に売春防止法が施行されて60年。かつての色街の名残りは急速に失われて、往時を知る人も鬼籍に入られつつあります。
私たちが遊廓の名残りを、自分たちの目で見ることのできる最後の世代になるかも知れません。
この機会に、一緒に遊廓街歩きしましょう。
2020年 10月 24日
2018年 12月 06日
参加は高校生以上とさせて頂きます。
歩く距離は約2キロくらいで舗装された路面ですが、歩きやすい恰好をオススメします。
遊廓専門書店カストリ書房で使える割引チケット500円分を差し上げます。(有効期限:ツアー当日)