家が事業をやっている子どもは、親が直接言うことはなくても、いずれこの家業を兄弟の誰かが継ぐのかなと漠然と意識があり、育っているのではないでしょうか。
両親が北海道で小さな”しいたけの会社”をやっていた僕は、兄がいたにも関わらず、継ぐ可能性について漠然とは考えていた時代もあり、そして兄が正式に継ぐことで、自分の頭の中で継ぐことを消去していた時代もあり、そして運命が突然代わり、また再び継ぐことを考えたという経験があります。
その時に、継ぐべきか継がないべきか、親はどう考えてるのか、妻はどう思っているのか、親や妻への切り出し方やタイミング、そもそも自分の想いはどうか、そういったことを一歩一歩クリアしていって、紆余曲折を経て現在に至っております。
意を決して継ぐ意思を親に伝えたところ、親から継がせないというまさかの言葉で、現時点では継がないことで落ち着いたものの、問題は解決した訳ではなく、今後家業を譲るか売るか廃業するかなど後処理をしていくことも頭を悩ましているところです。
じゃあ、そうなったら誰に、どこに何から相談すればいいか分からない。
けれど、こういったことは僕だけではなく、同じような境遇にある人、将来同じような選択をしなければと感じている人がいるはずで、まさに僕の今のリアルな悩みを共有することで、何かお役に立てることがあると考え、「アトツギ北海道」を開催することになりました。
専門家にいきなり頼るのではなく、まずはアトツギに悩める人たちが共感で繋がれる温かな場を作れればと思いますので、お気軽にお越しください。
ゲストスピーカー 佐藤 伴成さん
1989年帯広生まれ。株式会社クラリティ 代表取締役。地元の帯広で2015年 ユッケジャンラーメン専門店「麺屋からなり」西帯広本店をオープン。その後、16年 音更店オープン。18年には実家で経営していた焼肉店を「焼肉にくなり」として引き継ぎ、継ぐことの大変さを知る。
19年7月からは札幌で「麺と酒からなり」をオープン。起業することで帯広の知名度向上や地元の活性化にも貢献したい考えで、将来的には道外や海外での事業展開も視野に活動しています。
【開催日】
2020年1月28日(火)
【タイムスケジュール】
18:50 開場
19:00 アトツギ北海道スタート
19:05 趣旨説明
19:20 トークセッション
20:50 集合写真撮影
21:00 閉会
【開催場所】
札幌市中央区北2条西3丁目1-29 タケサトビル2F space KANTE
両親が北海道で小さな「しいたけの会社」をやっていて、いずれ継ぐかもという思いをもちながら、なんとなく大学で経営学部に入学。
結局3歳上の兄が後継ぎとなり、自分は会社員として働くことになりました。
後継ぎという問題はなくなったと思っていたのですが15年が経ち、兄が急逝。
約2年前から後継ぎ候補として家のこと、家業のことを考えることにになったのがきっかけです。
兄が亡くなったのがきっかけで後継ぎを考えだした僕は、後継ぎのために何を身につけてるわけではないですが、自分が後継ぎ問題を現在進行形で体験してる最中なので、自分と同じような立場にいる人や今後経験するかもしれない人に話を聞いてもらって、共感していただいたり、何かしらの後押しや決断のきっかけになればと思っています。
また突然このような事態に陥って困ったことのある自身の経験から、家業・事業承継で悩んでる人が自分みたいにいるのではないかという思いを持ったので、後継ぎ問題で悩める人たちのコミュニティづくりができたら嬉しいです。
レビューがない
後継ぐ人、後継がない人、後も何もない人も大歓迎です。
参加費